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2022年版おすすめ配信機材紹介!本格的な配信に必要な機材紹介

 

この記事では安価に購入できる配信機材を紹介している。

技術やデバイスの進化で安価だけど

現場でも十分使える配信機材が数多く登場している。

初めて配信を担当する人の機材選定の参考になれば嬉しい。

 



 

 

配信機材の構成について

 

自分の業務の中での話になるけど

クライアントから配信案件を都度外注していると

現場経費が高くなるので経費削減の為、

配信機材を自社で所有したいと連絡があった。

 

配信機材の要望としては

  • カメラとパソコンはある
  • パソコンのセキュリティ的にUVCで動く機材
  • それなりに安価なもの(1台10万未満)

こんな感じで問い合わせがきた。

 

提案した機材構成

 

上記のポイントを元にシステムを組んでみた。

下の画像のような感じ。

 

 

 

上記のシステムだとリモート講演者込の

ハイブリット配信でも対応できる為、助かると

好評な為、今回記事にしてみた。

 

各配信機材の解説は下に解説していく。

製品リンクと機材レンタルページも記載しているので

購入金額を見て、

高いと思ったら機材レンタルにシフトしていこう。

 

まずハイブリット配信の場合のポイントを記載していく。

 

ハイブリット配信でのポイント

 

リモート講演者の映像を表示させる

 

ハイブリット配信の場合で

リモート講演者がいる場合は

会場のスクリーン・プロジェクターに

講演者を表示しないといけない。

 

なので視聴確認用PCの映像出力を

プロジェクターやモニターに接続しよう。

これで現地の役割者・聴講者にリモート講演者の映像が表示できる。

参考【zoomウェビナー】実践セッション中に視聴者ビューを作る方法!

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リモート講演者の音声はオーディオインターフェースから

 

リモート講演者の音声は

ホストPCからオーディオインターフェース経由で

出力すればリモート講演者の音声が会場に流れる。

参考配信用途におすすめなオーディオインターフェースを解説!

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視聴確認用からヘッドホン出力してもいいけど

最低でも2~5フレームくらい遅延するからおすすめしない。

基本的にはホストパソコンから出力するようにしよう。

 

あと3.5mmジャックの信頼性が低いということもある。

 

【機材紹介】ATEM miniとは

 

配信業界でATEM miniのシェアが爆発的に広がっている。

4入力までHDMIの切り替えができ、

USBキャプチャーとしてPCがに映像・音声を取り込める。

 

さらに専用ソフトフェア「ATEM Software Control」

で画面合成や画面キャプチャー、テロップ出しが可能。

https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/atemmini/software

Pro以上のモデルは有線LANケーブルをRJ-45端子に接続すれば動画サイトへの直接エンコードも可能。

さらに同時に映像・音声収録もできる。

 

ドライバー不要でPCに映像・音声をキャプチャーできるので

セキュリティの厳しいPCでもインターネットにさえ繋がっていれば使用が可能。

 

業務機並の機能があるけど、コンシューマ機材の為、業務機よりも圧倒的に値段も安価。

 

かなりオススメできる配信機材となっている。

 

ATEM miniで3機種、ATEM mini Extremeで3機種

 

ATEM miniがコンシューマ向け、

ATEM mini Extremeがプロ向けという風に棲み分けしている印象だ。

 

この記事を読んでいる方に関しては

ある程度の配信知識があるということで、

大まかな特徴しか記載しない。

 

できること できないこと
ATEM mini ・HDMIスイッチャー

・USBキャプチャー

・映像合成

・PVW OUTできない

・動画サイトへ直接エンコードできない

・収録ができない

ATEM mini Pro ・動画配信サイトへ直接エンコード

・PGM OUTを収録できる(USBメモリ等に)

個別収録ができない
ATEM mini Pro ISO ・全映像チャンネル個別収録可能 なし

 

ATEM miniに関しては4万以内(税抜)で購入できてしまう。

いろんな人が紹介記事や紹介動画を作成しているから

操作方法や設定に関しては、そちらを確認してもらえればと思う。

「ATEM mini」で検索すればたくさん記事が表示されるはずだ。

 

コンシューマ向けの機材でこれだけの機能を有しているのに、

4万未満で購入できるのは素晴らしい。よい時代になったと感じる。

 

実は発売時代は3年ほど前なのだけど

2021年の初旬時、配信需要が急激に高まった際に、

注目されて爆発的にシェアが広がった。

 

どこの販売店も品切れで

納期2〜3ヶ月とバカ売れして手元に届かい期間が長く続いた。

現在は流通在庫も安定しているので、

購入できないことはないだろう。

 

ATEM mini 購入 / レンタル先 リンク

 

HDMI切り替えとUSBキャプチャー目的で使用するなら無印でOK

 

 


予算があるならProモデルの購入をおすすめする。

上記の表で記載しているけど、LANケーブルを繋げば動画配信サービスに直接配信が可能だ。

さらにHDMI出力をスイッチングOUT(PGM OUT)、マルチビューOUT(映像チャンネルが表示)に切り替えができる。

HDMI出力で入力ソースをモニターしながら、USB type C出力でパソコンに取り込むという方法が可能だ。

 

 

 

予算があればISOにしよう。

HDMI入力を個別収録してくれるから、あとの動画編集が楽になる。

 

 

 

かなり金額があがってしまうけど、ATEM mini Extremeになると

HDMIが4chから8chに増え、HDMI出力も1chから2chに増える。

拡張性が格段にあがるけど、その分金額も業務用機並の金額になってしまう。

 

 

 

予算が限られている場合は、

ATEM miniを配信スイッチャーとして選定すれば問題ない。

YouTube等の動画サイトへの配信も視野に入れているならATEM mini Pro以上の機種にすることをおすすめする。

 

USBケーブルは下のものを使うことをオススメする。

 

 

音響ミキサーを介さない配信の場合は

下のようなマイクとも相性がよい

Moman T1 1
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ATEM miniシリーズの使用上注意点

 

当然メリットばかりではない。

使用するうえでの注意点を下に記載していく。

 

Pro以上のモデルはキャッシュが溜まらないよう同時に配信、収録はさける

 

よく報告される不具合がATEM mini本体のキャッシュが溜まってフリーズする現象。

これは有線LAN経由でオンラインになっている動画配信サービスに配信し、

同時にUSB type Cの出力で収録してる際に起こる。

可能であればHDMI出力をキャプチャーボードでパソコンに取り込んで配信し、

USBで収録のみ回すという方法を検討しておこう。

 

本体が熱を持つ

 

これもよく聞く不具合というか製品の仕様。

本体に冷却ファンが搭載していないので、かなり熱を持つ。

卓上ファンなどで冷却しながらの運用をオススメする。

 

 

 

とくにExtremeモデルはファンレスでサイズが大きくなっているから

なおのこと熱を持ちやすい。注意しておこう。

 

HDMI INPUT 1にパソコン出力を入力せず、カメラ専用にする

 

INPUT 1の入力フォーマットに関してはカメラ向けのカラー設定や圧縮値となっている。

パソコンの映像を入力すると色が変になったり、映像が映らなかったりと不具合が発生する可能性がある。

 

INPUT 1には極力カメラ映像を入力するようにしよう。

 

 

【機材紹介】映像ケーブルについて

 

HDMIスイッチャーに入力するわけだから

接続ケーブルが必要。

 

業務用メーカーのCANAREなどのケーブルは高いし

手が届かないと思う。

 

最近は長尺のHDMIケーブルも安価になってきているので

下の記事リンクの製品を購入を検討してもらえればと思う。

参考【安価 光ファイバーHDMIケーブル】現場での使用感とか

  最近Amazonでよく見かけるようになった 光ファイバータイプのHDMIケーブル。   実は僕たちもAmazonで販売されてい ...

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ケーブルのレンタルも可能

 

 

【機材紹介】音響ミキサーについて

 

なんでMACKIEなのかって思う人もいるだろうけど、ただ安いから。

BEHRINGER等のさらに安価な機種でもよかったのだけど、

さすがに安価すぎるのもどうかと思ったので結果MACKIEのMix 12 FXとなった。

1.4万円(税抜)くらいで購入できる

 

配信現場向きの音響ミキサーは下の記事を参考にしてほしい。

参考【音響機材】配信で使える音響ミキサーを紹介!

  今回は音響ミキサーについて記事にしていこうと思う。 マイクが多くなってくるとチャンネル数の多い音響ミキサーが必要になってくる。 &nbs ...

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ATEM miniのマイク入力はインピーダンスが適正に取られているので

ポイント

ATEM miniのマイクINにミキサー出力を接続してもOK

歪んだり、変な音声になることはない。

 

特徴もなにもないのだけど、

業界的にちゃんとしたメーカーで日本代理店もある。

 

・HA付きのXLR INPUTが4系統

・FX OUTだけど補助出力も搭載しているからハイブリット形式でもなんとか使用できる

 

いいところはこんな感じ。

FX SENDに関してはポストフェーダーなので配信送りの基準を作ってしまえば、

レベルノブを操作しても元のCH音声とバランスを取ってくれるから個別にFXノブの操作をする必要はない。

 

 

最近見つけたのだけどAmazonで下のようなミキサーが販売されている。

Depusheng DT12という音響ミキサー。

MACKIEのFX12と同じ価格だけどチャンネル数も機能も多い。

 

 

中国製だけど、Amazonの製品ページに詳細なレビューを記載している人がいるから

こちらも候補として考えておくのもいいかもしれない。

キャノンINが12系統でヘッドアンプ、EQ、FX SENDがポスト出力可能、PFLあり

と現場で使用するには申し分ない。

現在国内メーカーの音響ミキサーが

半導体やパーツ不足で軒並み納期未定のなか

即納してくれるのも非常にありがたい所。

参考【音響機材】配信で使える音響ミキサーを紹介!

  今回は音響ミキサーについて記事にしていこうと思う。 マイクが多くなってくるとチャンネル数の多い音響ミキサーが必要になってくる。 &nbs ...

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【機材紹介】配信用マイクについて

 

次は配信で使えるマイクについて、

業界スタンダートはSHURE SM58-LCEというマイクになるんだけど

基本は1万円超えと少し高いから手が出せないって思う人もいるかもしれない。

 

そんな人には下のマイクをおすすめする。

 

 

 

2つとも安いけど大丈夫って思うかもだけど、

実際にお客さんに納品して1年以上、問題なく使ってもらえている。

 

本当はSHURE SM58を使用したほうがいい。

購入すると微妙に高いのでレンタルでもいいかも。

 

たまに納品したお客さんの機材でオペレートするんだけど、

音質、見た目、SN比、許容入力レベルすべて問題ないと思う。

SM58やコンデンサーマイクに比べたら劣る所はあるけど

セミナーや講演会などのトークを配信に乗せる用途なら必要十分と言ったところ。

 

見た目もしっかりしているからカメラに映っても問題ない。

CM-5の外観は、ロゴ以外はSM58とまったく一緒。

 

オーディオテクニカ等の主要メーカーからも安いマイクは出ているのだけど

SNが悪かったり、入ってくる音がしょぼかったりするから

候補には入らないかなと思う。

 

配信用途でオススメなオーディオインターフェースについては

下の記事リンクを見てもらえればと思う。

参考配信用途におすすめなオーディオインターフェースを解説!

  今回は配信機材についての記事。 リモートワークやオンラインイベントが増えてきた関係で一気に需要が増えたオーディオインターフェース。 配信 ...

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【機材紹介】音響ケーブルについて

 

当然音声にもケーブルは必要になってくる。

映像に比べて音声ケーブルは比較的安価なので

購入しやすい部類に入るだろう。

 

 

マイクケーブルの安価な製品は比較的

同じような品質。

長く使わないなら正直どれでもOKと思う。

 

必要があればスピーカーも

 

Web配信のみで会場に聴講者がいない場合、

会場のスピーカーにつなぎこむ必要がない。

 

プロジェクターやモニターのスピーカーで音声を出してもいいけど、

せっかく音響ミキサーを入れているのだから

スピーカーも用意するほうが音質もよくなる。

 

おすすめのスピーカーとしては

 

 

 

 

このあたりがおすすめ。

ワット数が少ないけどかなりの音量がでるので

小規模の会議室なら1台で拡声できるはずだ。

可能であれば下のようなグラフィック・イコライザーを

入れておくとハウリングポイントの調整もしやすい。

 

 

【機材紹介】ネット機材について

 

ついでにネット機材についても触れておく。

安価な機器であれば下記のようなものを揃えておけばいいだろう。僕たちも現場で使用しているから動作は問題ない。

 

IPハブはTP-LINKの8Portsのハブ。3000円くらい。

2年近く現場で使っているけど、8ポートあれば講演会の配信であれば必要十分だし、通信速度も問題ない。

コストパフォーマンスはかなりいいほうだと思う。

 

 

あとはBUFFALO LSW6-GT-8NS/BKがおすすめ、

TP-LINKより少し高いのだけど、見た目も耐久性も優れているように感じる。

 

本体の前面に動作LEDがついているからどのチャンネルが通信しているのか、ひと目でわかりやすい。

 

 

LANケーブルはELECOMのCAT6 10m。1000円 ☓ 必要本数

現在はCAT8まで出ているけど、Zoom配信ならCAT6で充分。

CAT7以上のケーブルは

安いからCAT6で揃えるのをおすすめする。

(CAT6aとか末尾にアルファベットがつく規格もあるけど、ノイズに強い業務用規格なので、長距離を引き伸ばさいないならCAT6でOK)

 

まとめ

 

長々と記載して申し訳ないけど、

パソコンやカメラは持っている企業は多いと思う。

 

下の記事のようにパソコンだけで配信する場合でも

音響機材はかならず揃えておく必要がある。

参考【zoomウェビナー】パソコンだけで講演会をzoom配信する場合の注意点

  このサイトではカメラ、映像スイッチャー、キャプチャーボードをシステムに組み込んで 配信を行うことをお勧めしている。 でも現場予算によって ...

続きを見る

 

+@で映像機材もある程度自社で機材を所有しておけば

外注業者にうちの機材使って配信してとも言える。

正直、大手会社出ない限り、外注が持ってくる機材は

似たりよったり。

上記で紹介している機材を揃えておけば

取り急ぎ文句は出ないだろう。

 

あとは配信ソフトのことを勉強すれば

配信オペレーターとして申し分ないと思う。

下のリンクなどを参考にしてほしい。

 

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関西在住のアラサーのサラリーマン。イベントの支流になりつつある配信業務を日々行っています。 「現場で得た知識を共有したい」と思ってブログを立ち上げました。 これから配信業務に携わる方の手助けになれるよう日々勉強中

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