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【安価 光ファイバーHDMIケーブル】現場での使用感とか

 

最近Amazonでよく見かけるようになった

光ファイバータイプのHDMIケーブル。

 

実は僕たちもAmazonで販売されている

光ファイバータイプのHDMIケーブルを使用している。

安いけどちゃんと使用できるのか疑問があると思うだろうから、

何種類か保有しているので使用感など記載をしてみる。参考にしてもらえればと思う。

 

先に断っておくけど、安価な機種の紹介になるから

現場ランク・シビアさに合わせて購入するケーブルを選択してもらえればと思う。

 

安価な配信機材も紹介しているからそっちも是非見ていってくれたら嬉しい。

 

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映像伝送について軽く記載

映像伝送について軽く表を作成してみた。

 

 

ざっくりこんな感じ。

 

メモ

業界的には

・カメラ映像のようなインタレース信号はSDI伝送

・パソコン系のプログレッシブ信号は光ファイバーかHDBaseT伝送

上記な感じで現場ごとに使い分けている

 

現在は技術も進化してきているからもっと多くの映像伝送技術が普及してきている。

 

ファイバーHDMIのメリット

ケーブルだけで完結するから機材代が安い

3G/HD-SDIやHDBaseT伝送のように送受信を行うコンバーターが必要ないから機材購入費用が安い。

コンバーター用に電源も引っ張らなくていいから仕込み時間の短縮にもなる。

 

製品によるけど100mまで伝送ができる

安価なケーブルは中身の規格やパーツがダメだったりすることが多いから一概に100m絶対に伝送できるとは言えない。

でも光ファイバーの規格的には100mまでなら伝送の保証がされている。

 

ファイバーHDMIのデメリット

安いキャプチャーボードやカメラとの相性が悪い

ファイバーHDMIケーブルを使ってカメラをキャプチャーボード経由でパソコンに取り込むと映像が映らないことが多い。

 

多分だけど安価なキャプチャーボードの場合、

EDIDなどのデジタルシンクを取る規格が調整されておらず、うまく認識しないのではないかなと思う。

安価な機種は中身の規格やパーツがダメなことが多いから相性問題がわりと発生する。

現場で初投入するのではなくて事前に事務所などで接続テストしてから持ち出すことをおすすめする。

あくまで僕の意見だけどね。

 

ケーブルに方向性がある

どうしても長尺のデジタルケーブルとなるとどのケーブルでも送信側、受信側に方向がついてしまう。

現場で間違えるとえらいタイムロスになるから気をつけよう。

 

耐久性に難あり

細いからどうしても耐久性に難がある。

台車で踏まれないように念入りに養生したりするけど、それでも壊れる。

安価な機種だし使い切りって思った方がいいかもしれない。

 

CANARE APFシリーズは要注意

業界人であれば誰でも知っているケーブルメーカーのCANARE(カナレ)

CANAREも当然光ファイバーHDMIを販売しているのだけど、

 

 

 

SONYやパナソニックの民生ハンディカメラと

すこぶる相性が悪い。

 

大規模な会場で会場前のカメラから

会場後方のオペレーションエリアまで引き伸ばすのだけど、

映像がブラックのままなにも映らないことが非常に多い。

下のようなHDCPキャンセラーや増幅器を入れても

 

変わらないので民生カメラを使う場合はCANAREは候補から外したほうがいい。

 

スイッチャー出力をプロジェクターに接続する場合は

問題ないから、民生機の映像出力パーツとの互換性がないと推測される。

 

業界では信頼もありスタンダートなメーカーなだけに

民生まわりまで網羅してほしかったところではある。

 

ATZEBE 光ファイバーHDMIケーブル

一番多く所有しているのがATZEBEのケーブル

よく現場で使用するのは
30mのケーブルと


ATZEBE 光ファイバーHDMI ケーブル 30m 4K 60Hz対応 18gbps超高速伝送 4K HDR Ultra HD YUV4:4:4 HDCP 2.2 ARC ク機能2m 5m 10m 15m 20m 30m 50m 100m(30m)

 

50mのケーブルをよく現場へ持ち出す。

ATZEBE 光ファイバーHDMI ケーブル 50m 4K 60Hz対応 18gbps超高速伝送 4K HDR Ultra HD YUV4:4:4 HDCP 2.2 ARC ク機能2m 5m 10m 15m 20m 30m 50m 100m(50m)

 

長時間使用していたら受信側のコネクタが発熱するから、余裕があればPCファンなどで冷却してあげるといいかも。

今の所接続トラブルは数えるほどしかないから安定して使用できる機種ではないかな。

最初の方は硬くて取り回しがしにくかったけど、使用していくうちにケーブルのクセがとれて取り回しがしやすくなる。

PC接続時もすぐに認識して映像がスイッチャーに伝送されてくる。色のにじみや変色も今の所なさそうだからコストパフォーマンスはいいんじゃないかな。

何故か20mの方が30mのケーブルよりも高いという謎現象が起こっている。さすが中国。ユーザーに優しい。

 

Shuliancable 光ファイバーHDMI

次いで多く所有しているのShuliancableのケーブル

 


Shuliancable 光ファイバーhdmi ケーブル, HDMIケーブル 4K @ 60Hz HDR/Ultra HD YUV4:4:4 HDCP2.2 18Gbps超高速伝送 10m 15m 20m 30m (15m)

 

Shuliancable 光ファイバーhdmi ケーブル, HDMIケーブル 4K @ 60Hz HDR/Ultra HD YUV4:4:4 HDCP2.2 18Gbps超高速伝送 10m 15m 20m 30m (30m)

 

15mや30mがセールで安くなる傾向があるからこの尺のケーブルを多く持っている。

このケーブルもATZEBEと一緒で普通に使用できる。接続トラブルも今の所起こっていない。

 

HORIC 光ファイバーHDMI

すこし高いけど業界の中でも信頼性の高いHORICの光ファイバーケーブル


ホーリック 光ファイバー HDMIケーブル 10m 【18Gbps 4K/60p HDR 3D 対応】 メッシュタイプ ゴールド HH100-533GM

ホーリック 光ファイバー HDMIケーブル 30m 【18Gbps 4K/60p HDR 3D 対応】 メッシュタイプ ゴールド HH300-542GM

 

見た目がごついからステージ上で使用すると割と目立つ。

ケーブルも最初はかなり硬いから取り回しがよくなるまでしばらく時間がかかるけど、業界からの信頼もあついHORICだけあって、安定感はすごい。安心して使用していられる。

 

ちなみに業界ではHORICのイコライザーHDMIケーブルが多く使用されている印象がある。
リンク貼っておくからついでに見ていって。


HORIC ハイスピードHDMIケーブル イコライザー付き 20m ゴールド フルHD 3D HEC ARC リンク機能 HDM200-007

イコライザーケーブルだから硬くて非常に丈夫。多分だけど車で踏まれても大丈夫な気がするくらい硬い。

ケーブルの中腹にブースターらしきものが装着されている。これが現場では意外と邪魔。なんで真ん中に付けたのかな、、、

 

まとめ

僕たちが使用している光ファイバーHDMIケーブルを紹介してみた。

 

リンクをクリックしてみたらわかるだろうけど、全てAmazonで販売されている。

安価だけどそれなりに使用ができるので、シビアでない現場とかなら全然使用できる。

上記でも書いたように重要度の高い現場では業務用の伝送システムを使用したほうがいいかな。(SDI伝送やHDBaseT伝送)

いつ壊れるかわからないし、耐久性も高くないからね。

 

安物買いの銭失いにならないようにしよう。

 



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灰の人

関西在住のアラサーのサラリーマン。イベントの支流になりつつある配信業務を日々行っています。 「現場で得た知識を共有したい」と思ってブログを立ち上げました。 これから配信業務に携わる方の手助けになれるよう日々勉強中

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