UBRーLTEの記事を何個か作ってきたから、現場で使用する管理ソフト「InControl2」について解説していく。
この記事ではInControl2を使用する際に必要となるアカウントの発行の仕方とInControl2のトップページに見方、デバイスの確認の仕方について記載していく。
目次(クリックで移動できます)
InControl2について
「InControl2」はUBRーLTEの製造元のPeplinkが提供しているサイトとなる。
怪しいサイトではないから安心してほしい。サイトリンクについては下記を参照。
InControl2を使用するにはPeplink IDというアカウントの作成が必要になってくる。
Peplink IDについてはブラウザで作成が可能だけど、
Speed Fusion Cloudのアクティベーションに関しては、
下記のPeplink社の日本法人である、株式会社CASOに問い合せて、アクティベーションキーを発行してもらう必要がある。
製品のキャンペーンで付属している無償ライセンスだと自分でアクティベーションしないといけないけど、
株式会社 CASOに問い合わせて発行してもらう場合は登録・設定まで行ってくれる。
「InControl2」に関してはSpeed Fusion Cloud にアクセスしている端末の情報すべてにアクセスできるサイト。
ボンディング通信を正しい数値でリアルタイムに監視できる。
メモ
ボンディング通信はブラウザのSpeedtestページで計測すると正確な数値が表示されない。
他にもGPS機能、現在の通信速度、Speed Fusion Cloudの状態、SIMカードの状態等リアルタイムで監視できる。
InControl2ログイン
まずはInControl2にログインするところから。
下記のリンクにアクセスしてアカウントから作成しよう。
アクセスすると下のような画面が表示されるから画像のやり方でアカウントを発行しよう。
画像がなくて申し訳ないのだけど、最初はユーザーネームとメールアドレス登録、パスワード設定を行う。
その後、会社名とグループ作成依頼をされるから指示に従って作成していこう。
ちなみに日本語には対応していない。
組織名とグループの登録ができたら、所有しているPeplink社の機材登録を行う。
所有している機材のシリアルナンバーが必要になるので控えておこう。
これでアカウント作成と機器登録ができた。
InControl2トップ画面〜デバイス選択
これがInControl2のトップ画面となる。
画面の情報量が多いから最初はとまどうかもしれない。
GPS機能も搭載されているから、画像の下の方に端末がどこにあるか表示がされる。
モザイクをかけても分かる人にはわかりそうだから、申し訳ないけど黒で塗りつぶしている。
自分のアカウントで確認してみてね。
画像の真ん中らへんにある、「グループ」を選択しよう。
初回ログイン時に作成した組織とグループ名を選択していくと、シリアルナンバーを登録した機器の一覧画面が表示される。
画像にも書いてあるけど、アクティブで動いている機器は左端の「status」の項目が緑に点灯する。
赤だど電源が入っていない又はなんらかの通信トラブルが起こっていると思ってくれていいかな。
デバイス選択を行うと下のような画面に切り替わる。
こんな感じで情報を確認したい端末にアクセスしていこう。
メモ
Speed Fusion Cloudを有効または更新した場合、
UBR-LTE側のWeb Admin画面でSpeed Fusion Cloud が有効になっていない場合がある。
こんな時は、inControl側を確認してSpeed Fusion Cloudがアクティブになっているかそうでないか確認しよう。
inControl側でSpeed Fusion Cloudがアクティブになっている場合は
しばらくUBR-LTEをオンラインのまま置いておくと、
勝手に情報を収集してWeb AdminもSpeed Fusion Cloudが有効になる。
一応覚えておこう!
まとめ
基本的にInControl2はSpeed Fusion Cloudの通信状況を管理するサイト。
Speed Fusion Cloudが機能していないと意味がないので、Speed Fusion Cloudのアクティベーションの方法等は別記事で解説していこうと思う。
基本的にはメーカーに依頼して有償ライセンスでアクティベーションするのだけど、製品に付属している無償アクティベーションキーでもSpeed Fusion Cloudを発行できる。
前の記事でPEPWAVE(Web Admin)でもボンディング通信の様子をモニタリングできるけど、InControl2の方がGPS機能等の細かい機能を使用できる。
ただ管理するにはPeplink IDなどの発行が必要になってくるから少し手間。
でもそれに見合った機能なので必要な作業と割り切って登録作業をしよう。
日本法人もあるからサポートもしてくれるし、ベテランの方が多いから対応の質も高いと感じた。
次回はInControl2で通信状況を確認する方法を解説していこうと思う。