配信機材

【キャプチャーボード】2022年版!おすすめキャプチャーボードの紹介!

 

今回は僕たちが現場で使用しているキャプチャーボードについて記事にしていこうと思う。

 

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キャプチャーボードの使用用途

 

 

知っている人も多いと思うけど、キャプチャーボードはカメラや映像切替器のHDMI信号をPCに取り込む機材。

最近では配信スイッチャーも普及してきている関係でキャプチャーボードの代わりに配信スイッチャーを入れることが多いかもしれない。

 

実際に僕たちも基本的には配信スイッチャーを使用するのだけど、映像入力が5回線以上になると多入力の映像スイッチャーを使わざるおえない。

代表的なのがRoland V-8HDなるかな。

 

 

多入力なHDMIスイッチャーだとUSBのストリーミング出力が搭載されていないものが多い。(高額な機種になれば搭載されているけど)

現場では下のシステムのような感じで使用する事が多い。

 

このような多入力のスイッチャーを使用する際にキャプチャーボードが必要になってくる。

 

キャプチャーボードに求める条件

 

オーディオインターフェースの記事とかぶる項目がいくつかあるけど、

 

○ドライバーのインストールがいらない機種

Windowsの場合、ネットに繋がっている状態でUSBでつないだら自動でドライバーを当ててくれる機種が望ましい。

企業で管理しているパソコンは管理者権限がかかっていて、

別途ドライバーのインストールが必要な場合、高確率で管理者権限でインストールできないことが多い。

この場合、だいたいの人が管理者権限を解除するパスワードを知らないことが多いからこの段階で積んでしまうことがある。

メモ

UVC(USB video class)規格記載のある機種を選ぼう!

 

○安い機種は避けよう

Amazonなどでは中国製のキャプチャーボードが多く出回っている。

何個か安価なキャプチャーボードを使ってきたけど、最初は問題なく使えていても

あるタイミングでうまく認識しなかったり、持ち込みPCとの相性問題が出て映像がうまく表示できなくなったりする。

おそらくWindowsアップデートで新しいドライバーがインストールされて、

うまく認識しないようになったのだと予想される。あくまで体感だけど。

仕事で使うなら大手メーカーのものにしよう!

メモ

パソコンとの相性が悪いと、パソコンの動作が重くなったり、

zoomアプリケーションでの操作が重くなったりと

オペレーション上かなりストレスがかかってくる。

 

○USB 3.0と記載されている機種を選ぼう

パソコンに詳しい人であればそんなこと当然と思うけど、

中国製の安価な機種の場合、USB3.0と謳っていても実際はUSB2.0だったという詐欺まがいな製品も売られている。

USBコネクタのピン配列を見て、念の為確認することをおすすめする。

メモ

・USB2.0は内部コネクタが4つ

・USB3.0は内部コネクタが9つ

 

 

キャプチャーボードを使用する際に注意してほしいこと

 

・光ファイバーHDMIと接続しないこと

・熱を持つ機種が多いのでファンなどを当てる

・中国製のキャプチャーボードを使用する場合、デバイスマネージャーからドライバーを削除してから再インストールする

→中国製の場合、Windows側のドライバーが同じもので動作することがある。

キャプチャーデバイスの名称が変わっていない場合は、一旦削除して再インストールするとちゃんと認識することがある

 

Roland UVC-01

 

すこし高額だけど、業務に使用する場合かなりおすすめできる機種。

 

 

1年くらい現場で使用しているけど、トラブルなし使用できている。

さすがは映像業界でトップシェアを誇るメーカーのデバイス。

安定感があって、相性問題もほとんど起きない。

 

いままでRoland社で1080p 60fpsでキャプチャーできる機材としては

VR-50HD mk Ⅱ

V-160HD

V-02HD mk Ⅱ

 

と3機種あるけどUVC-01が一番安く購入ができる。

3万円で安心を購入できると考えれば安いと感じるのは僕だけだろうか。

 

IODATA GV-HUVC

 

次はIODATAのキャプチャーデバイス GV-HUVC

 

 

値段的にはRoland UVC-01についでの1万5千円くらいの金額。

この機材はレンタルで数回しか使用したことがないのだけど、どの現場でも安定して使用ができた。

UVCにも当然対応しているし、「Roland UVC-01は高いから手が出ないな、、」って人におすすめ。

 

見た目も小さいし、HDMIとUSB type Cのコネクタが1つずつ付いているだけなので、

見えるコネクタにケーブルを差してパソコンに接続したら、使えるって感じ。

長時間の配信でも音声・映像とも問題なく使用ができたので、かなりおすすめできる。

 

zoom、teams等の各Web会議ソフトと相性がいい

 

バックアップとして1台カバンに忍ばせておけば、必ず役に立ってくれる。(実体験あり)

初めてのクライアントの配信現場のときは必ず予備として持っていくようにしている。

OBS Studioにもしっかり認識してくれるので、

配信で使用するソフトほとんどに相性がよいということになる。

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大手レンタル会社のキャプチャーボードレンタルの人気も1位と現場の人が多く使用している。

 

JETAku キャプチャーボード USB3.0 HD

 

僕が所有しているのはWowlomoというところが出しているキャプチャーボードなのだけど、

Amazonからショップごとなくなっている。

おそらくだけど名称変更して販売しているのだと思う。

 

 

大手のレンタル会社でもレンタルに出しているから、

中国製のキャプチャーボードのなかでも安定している部類だと思う。

 

安価な機種の場合、1080pでキャプチャーできると書いてあるけど

よく見たら画素数が足りていなかったり、色が滲んでいる機種がある。

このキャプチャーボードに関しては、

使ってみて、映像キャプチャーはきれいな1080p解像度でキャプチャーできていると感じた。

 

ただ音声面の認識が甘いところがある。

zoom、OBS Studio で使っている際に音声だけ来ていないことがよくある。

だいたいの場合は、USBケーブルを抜いて、差し直すとちゃんと音声がくる。

本番中も、途中で音声が切れたりすることはない。

 

PCとの相性問題もない印象。

 

1万円代のキャプチャーボードのなかではかなり安定している機種だと思う。

 

Chilison HDMI キャプチャーボード ゲームキャプチャー USB3.0 ビデオキャプチャカード

 

2,000円以内で購入できるモデルとしてはタイトルの機種がいいかなと思う。

 

 

安価なモデルなので出荷ロットによっては当たり外れあるかもだけど、

映像・音声のキャプチャーは問題なくできている印象。

 

安価なので持ち回りとして数台所有している。

かなり安価なのでお客さんの前で使うのは極力控えたほうがいいかなと思うけどね。

予備の予備でもっておくことをおすすめする。

 

Blackmagic Design ATEM mini

 

キャプチャーボードではないけど、コンシュマー向けのキャプチャー兼映像スイッチャーとして

かなりのシェアを誇っているATEM mini

 

上位機種が発売されて値下げをしてから、4万円いかない金額で購入ができる。

予算的に余裕があるならこちらを購入するほうがいいかなと思う。

品質や使い勝手については業界シェア率が物語っている通り、

キャプチャーの品質・機能性・操作性どの項目を切り取っても高水準。

 

配信を仕事にしているなら、1台は所有していて損はないと思う。

ただスイッチャーなので、キャプチャーボードのように差したら使用できるものではない

電源も取らないといけないし、HDMI音声などをONしないと音声がキャプチャーできなかったりと

ひと手間かかるからその点は一長一短といった感じ。

しかも排気ファンがないからかなり熱を持つから、ちゃんと冷却して使用したほうがいい。

 

Roland V-02HD mk Ⅱ

 

UVC-01のところで名前だけ出てきた機種。

厳密に言えばキャプチャーボードではなく、ATEM miniと同じような配信スイッチャー。

でも配信スイッチャーとして5万円いかない金額で購入できる。

 

 

別記事でも紹介しているけど、かなり高性能で機能も充実している。

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高額にはなるけど、かなりおすすめできる機種。

 

買わない方がいいキャプチャーボード

 

Classic Pro CHD312

最初は問題なく1080pでキャプチャーできているのだけど、

あるタイミングでお客さんのパソコンと相性が悪くなり

パソコン動作がかなり重くなってしまった。

最初のうちは問題なく動作していたので、Windowsのアップデートにより

ドライバーが更新されて相性が悪くなったのだと思う。

 

miraboxシリーズ

 

miraboxとい品番で多くのメーカーが出品している。

2020年の話だけど、ひとつ前のモデルを使用して、1080pの画素数でキャプチャーできていないし、色も滲んでいる。

音声もうまいことキャプチャーできないことが多く使用していてかなりストレスが溜まった。

 

現行品は改良されている可能性はあるけど、、

 

結論 仕事で使うなら2〜3万円くらいの機種がおすすめ

 

当然といえば当然なのだけど、仕事で使うものはそれなりの製品を購入するしたほうがいい。

安価なものでもいいのだけど、Windowsアップデートに左右されることが多い。

ドライバーの更新にも対応できる機種もあるのだけど、

見分けもつかないし、購入してから後悔ことになるから

最初からしっかりとした機種を購入して、長いスパンで使い続けたらいいかなと思う。

 

 

 

 

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関西在住のアラサーのサラリーマン。イベントの支流になりつつある配信業務を日々行っています。 「現場で得た知識を共有したい」と思ってブログを立ち上げました。 これから配信業務に携わる方の手助けになれるよう日々勉強中

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