配信機材

【Anker PowerExpand+ 7-in-1】映像・配信現場で使えるUSB type C変換の紹介

 

映像・配信現場では講演者は多種多様なパソコンを持ち込んでくる。

その中でも一番やっかいなのがMacBookだ。

相性問題がかなり多く、EDIDは認識しているのに

映像が来なかったり、映像が乱れて表示されるなど、

トラブルが起きることが多い。

 

今回はそんなMacBookに対してどんな変換を使っているのかこの記事で紹介していこうと思う。

 

映像コネクタについて

 

映像現場で使われるコネクタは以下のような感じ。

 

 

アナログ信号のコネクタはほとんど見なくなってきてて

近年ではHDMI端子が圧倒的に多いけど、USB type Cでの映像出力も増えてきている印象。

近年よく見るようになった映像コネクタを下にまとめてみた。

 

 

今回の記事はUSB type Cコネクタについてなので

USB type Cがどんなコネクタなのか

下で軽く解説してみる。

 

 

ポイント

USB type Cは製造コストも安く、映像・音声・制御信号を高水準で

伝送できる汎用性の高い次世代コネクタ

とおぼえてもらえればと思う。

 

ある程度映像コネクタについて理解してもらった所で

本題に戻って行こうと思う。

 

MacBookは純正変換でもトラブルが起きる

 

近年のMacBookは性能がよく、バッテリー持ちもいいので

講演者が持ち込んでくることが多い。

M1チップモデルが発売されてからはさらに増えた印象を受ける。

 

M1 MacBookに関してはパソコンのスペックや動作に関しては文句はないけど

外部映像出力にクセがあるし、USB type CからのHDMI変換との相性問題が深刻。

 

下のような純正のHDMI変換でも

 

HDMI 光ファイバーケーブルを通って

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RolandやBlackmagic Designのスイッチャーに入力されると

映像が映らなかったり、スライドショーにすると画面がチラついたりと

トラブルに遭遇することが非常に多い。

 

純正でトラブルが起きるならお手上げ状態じゃないのって思うかもだけど

下で紹介する変換に入れ替えるとトラブルなく運用ができるようになった。

 

 

Anker  PowerExpand+ 7-in-1

 

現場で使用しているのが

ポイント

Anker「PowerExpand+ 7-in-1」

 

という変換をメインで使用している。

 

 

Ankerに関しては今ではかなり有名なメーカーになってきてて

メーカーへの信頼もあるので動作や品質の心配する必要はない。

 

USBキャプチャー、有線LANの通信もすべて問題なく動作する

 

お客さんが配信のホストとして持ち込んでくるパソコンは以下が多い。

  • HP ELITE BOOK
  • DELL Inspiron
  • DELL ThinkPad

いずれも近年のモデルなのでUSB type Cに端子が置き換わっていて、

有線LANの入力もなくなって、USB type Cしか搭載されていないパソコンも多い。

 

お客さんのパソコンで配信する場合は、有線LAN接続がマストなので

どうしても有線LAN用に変換が必要になってくる。

さらに配信スイッチャーの出力はUSB 3.0が多く、

基本はUSB type Aで入力することが多いのでUSB type Aの変換も必要。

この2つの条件を満たしているもおすすめなポイントだ。

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現状トラブルなく使用できている。

素早くUSBデバイスを認識してくれるし、ネット通信も問題はない。

 

どの世代のMacBookでも問題なく動作してくれている

 

上記でも記載したけど、持ち込みのMacBookに対しても相性がよくて

純正の変換でトラブルが起きたときでも

この変換に変更したら解決したときもある。

最近はMacBookにHDMI接続した映像にトラブルがあったら

最初にこの変換に入れ替えて様子を見るようにしている。

だいたいこれで解説する。

 

 

トラブルが起きた症状

 

唯一、MacBookでの使用でトラブルがあったのが

持ち込みのM1 MacBook Air にHDMI接続したところ、

デスクトップは問題なく表示されているけど、

オフィスのPowerPointでスライドショーを開始してすぐに

画面が一瞬ブラックアウトするようになった。

定期的に発生して、クレームになったのだけど、

原因がわからずじまいだった。

予想されるのは光ファイバーHDMIで接続していたので、

ケーブルとの相性かなと思う。

HDBaseT送受信や光伝送機などの

業務用の変換を使用するべきだったと思う。

 

多少の発熱がある

 

この手のパソコン変換全般に言えるのだけど、

変換本体が発熱する。

ファンレスだし、本体が割と大きいからしょうがないけど、

配信ブースに設置するときは卓上ファンなどで冷やすといいかも。

 

演台に設置する場合は難しいから、宙に浮かしたり

工夫できるところは工夫したほうがいいかもしれない。

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灰の人

関西在住のアラサーのサラリーマン。イベントの支流になりつつある配信業務を日々行っています。 「現場で得た知識を共有したい」と思ってブログを立ち上げました。 これから配信業務に携わる方の手助けになれるよう日々勉強中

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