配信機材

LiveShell X 3台以上のダッシュボード同期について

 

先日LiveShellXを一度に三台接続する現場があった。

個人的にも為になる現場だったので、

どんな感じでLiveShellXを使ったか記事にしてみようと思う。

 

配信システム

 

配信システムは以下のような感じ。

 

ステージイベントがいくつもあるフェス系イベント配信をおこなった。

ほとんどがYouTube配信だったため、エンコーダーはweb Presenterでもよかったのだけど

使い慣れているLiveShell Xで今回運用することにした。

 

配信が多く、ステージとステージの転換時間も20分と少なかったため

LiveShellXをA・B運用にし、直前のイベントの進行が押しても対応できるように

開いているBのLiveShell Xでアップロードできるシステムを組んだ。

 

普段はメインとバックアップの2台体制で行うのだけど

上でも記載した理由から今回は3台での運用になる。

 

LiveShell Xの配信設定

 

今回、配信設定は「その他の配信サービス」を使用。

同期しているダッシュボードから配信設定の中に入って、

直前の配信が終わったらストリームURLとストリームキーを打ち替えてアップロードしていく感じだ。

 

 

OBS Studioもでもいいのだけど、イベント自体にお金がかかっているので

無料の配信ソフトは使用することはできない。

あくまでバックアップとして用意しておく程度にしている。

 

メモ その他は配信サービス選択時の難点

 

LiveShell Xで「その他配信サービス」を選択すると

ダッシュボード同期を行う前に

ストリームURLとストリームキーを入力しないと画面が先に進まない。

 

 

正直ストリーム情報よりもダッシュボード同期ができるかが

重要なわけでストリーム情報の入力なんか後回しで全然いいのに

なんでこんな仕様にしたのか謎すぎる。

 

僕の場合は優先してダッシュボード同期を取りたいので

ダミーのストリームURLとストリームキーを入力して画面を切り替えるようにしている。

実際に入力しているURLとキー。

 

 

適当にURLを打ち込んでも弾かれてしまうが

このURLとストリームキーだと弾かれずに

ダッシュボードまで同期することができる。

 

ダッシュボード同期後に

設定からYouTubeのストリーム情報に打ち替えることができるので

とりあえずダッシュボード同期までチェックまでできる。

 

別ネットワークでもダッシュボード同期できる

 

本題から話がズレてしまったが

LiveShell Xのダッシュボードはオンラインになっている状態であれば

LANのハブやネットワークが別れている状態でも

ダッシュボードに同期ができるということだ。

 

 

最初システムを組む段階では

同一のハブ、ネットワークの中にいないと同期ができないと思い込んでいたが

別のネットワーク上でもオンラインになってさえいればダッシュボード同期ができる。

 

 

こんな感じで3台のLiveShell Xがダッシュボード同期されていることがわかる。

 

オンラインサーバーのプラウザページを使っているから

当然なのだけど、以外と気づかない。

 

別ネットワークでもダッシュボード同期できるメリット

 

だからどうしたと思うかもだけど

・パソコンが少なくてすむ

・LiveShellアカウントが1つで完結する

 

別のネットワークから同期できる場合、上記のメリットがある。

 

別のネットワークで同期できない場合は

AB用に各アカウントが1つずつの計2つアカウントが必要なるし

2つ目のダッシュボードを管理するパソコンも必要になってくる。

 

プロバイダーの二重化も可能

 

もちろんネット回線が別系統のものが用意されている場合、

正、副の運用ができるため、正の回線がトラブルで落ちても

副の回線でバックアップのLiveShellXがアップロードしている限り

ライブ配信が落ちることはない。

 

数年LiveShell Xを使っているのだけど今回のような

ネットワークが組めるのは初めて知ったし、

ミスできない現場でも安心して運用できる。

 

以外と奥が深いLiveShell X

 

LiveShellXに関してはダッシュボードがオンライン上にあるので

サーバーメンテナンスやサーバーに障害があった場合、

ローカルで設定しないといけないデメリットがあるが

今回のような大きめな配信案件になる場合、非常に心強いシステムを組むことができる。

 

色々なことができそうなので、

また新しい発見があったときは記事にしていこうと思う。

 

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灰の人

関西在住のアラサーのサラリーマン。イベントの支流になりつつある配信業務を日々行っています。 「現場で得た知識を共有したい」と思ってブログを立ち上げました。 これから配信業務に携わる方の手助けになれるよう日々勉強中

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