Webex Zoom

【導入編】Zoom・WebEX等 オンラインセミナー各ソフトについて比較

オンラインセミナーを開催するにあたってアプリケーションを選定する際にどのソフトにしたらいいのだろうという疑問がでてくると思う。

各ソフトの規約上、アプリケーションはクライアント分じゃないといけないことが多い。

下請け業者が代理でWebセミナーソフトを提供するのは規約的にNGなことが多いから技術業者に頼んだとしてもアカウントはそっちで取ってくれと言われることだろう。

このような点からソフトの選定をしなければならなくなる。

 

今からオンラインセミナーを考えている方に、僕たちが現場で運用してきたソフトの感想を書いていこうと思う。

 

まず僕たちが仕事をいただくクライアントは企業と学校がメインだ。この中には大手企業や有名な大学も含まれる。

一番使用率が多いのは

1位 Zoomウェビナー

2位 Cisco Webex Events

3位 Teams

上記のような使用率となっている。

 

使用率からも踏まえて、これから導入を考えている方には、Zoomを選定することをおすすめする。

正直な所、現場で使用するにはZoomが一番使いやすい。

 

使用するPCスペックについて

まずソフトを動かすパソコンが必要になってくる。

多くの配信現場をクライアントのパソコンで運用してきたが、下記に記載するくらいのパソコンスペックがあれば快適にソフトを運用できる印象だ。

 

○CPU:intel Core i5 8世代以降、Ryzen 5 第3世代以降

○メモリ:8GB以上

○メインストレージがSSDであること

○GPUはCPU付属の分で十分

※最新のM1 MacBookに関してはZoomだけ最適化されてるようだ。数回使用したが問題なく動作をしていた。

WebEXはまだ最適化されていないみたい。

 

ストレスなく運用するのであれば上記スペックはほしいところだ。

ビジネス向けのノートパソコンであれば

・DELL Inspiron 14 5415

詳しくはコチラ

・Lenovo ThinkPad E15

詳しくはコチラ

 

上記のPCあたりが10万円未満でコストパフォーマンスもいいかと思う。(オフィス等を入れたら10万円を超えるかも)

僕たちも最初も方はゲーミングパソコンで運用していたがそこまでしなくてよかったとクライアントのパソコンを使っていて感じた。

 

Webセミナー各ソフトの契約料金について

契約料金はTeamsが年間単位で見ると一番安い。Office 365 E1以上からのパッケージになるから月額の単価で見ると他のソフトから見ると安く感じる。

最小限機能/年間金額 最大機能/年間金額 メリット デメリット
Zoomウェビナー 15万くらい 50万くらい ・すべての面で使いやすい

・通信量が他より少ない

カメラの画質がいまいち
Webex Events 見積次第(50万は必要なはず) 見積次第(100万は必要なはず) ・カメラが常にHD

・セキュリティが強固

・名前変更ができない

・練習セッションがイベントをたちあげてからでないとできない

Teams 1万円強

Office 365 E1

7万強

Office 365 E5

カメラが常にフルHD ・全体的につかいにくい

・他と比べて通信量が多い

・視聴するだけならライセンスはいらないが発言・顔出しをするにはOffice 365 E1以上の契約が必要

zoomに関しては長期契約を行うと何%か安くなる。

 

Webex Eventsについて

Webex Eventsは年間数百万円の契約金がかかる上、代理店を通さないと契約できない。契約にはそれなりに信用が必要な上に契約金も高額になる。

金額も代理店から見積もりをもらわないとわからないので明確な金額は記載ができない。だいたい表のような金額。

契約についても基本は1年契約で年間の使用率によって、契約金が安くなったりするらしいけど元々が高額すぎるからそのあたりを見直してほしい。

 

今年の4月に大型のアップデートが入りブラウザの管理画面とWebexアプリケーション自体が一新された。

Webex Eventsも新しいブラウザ画面から簡単にイベント発行・イベント設定できていいのだけど、アプリケーションのほうがミーティングアプリに寄せた仕様の変更で現場でオペレーションする立場からするとストレスが溜まってしまう。

このあたりも記事にしようと思うからそちらを参考にしてほしい。

 

Teamsについて

Teamsに関しては導入費用が安くすむが会議ツール色が強く、セミナー向けの運用が難しい。

Teamsを使用しているクライアントにはやんわりZoomに変えてくれませんかと誘導するくらい現場では使いにくさが目立つ。

セミナー向けソフト Teams Liveなるものがあるのだか、現場で使用しているクライアントがいない為、そこまでの需要がないのかなと感じている。

 

 

正直な所、セキュリティ面でZoomは弱いみたいなイメージが少し前まではあったけど、現場で運用して情報漏えい等のトラブルは今の所ない。

通信サーバーが中国経由になっていると情報を抜かれるかもみたいな噂があるけど、

有料アカウントにすればどこのサーバーに接続するか選択できるので、心配なら日本のサーバーに設定するのがいいだろう。

 

まとめ

運用料金に関してはTeamsが一番安いのだけど、オンラインセミナーで使用するにはZoomウェビナーをおすすめする。

あまり批判するのはよくないのだが現場で使用する分にはTeamsは非常に使いにくい。会議ツールだから仕方のないことなのだけど...

Webex EventsもZoomウェビナーと似たように使えるのだけど、軽い所に手が届かない印象。しかも最近の大型アップデートで使用感が大幅に変わり正直セミナーツールとしては使いにくくなってしまった印象。

このあたりは文章で記入しても伝わらないと思うし、現場で触ってみないとわからないことが多いと思う。

今後ソフトの操作に関しても記事を書いていくつもりなので、その記事を確認してほしい。

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

灰の人

関西在住のアラサーのサラリーマン。イベントの支流になりつつある配信業務を日々行っています。 「現場で得た知識を共有したい」と思ってブログを立ち上げました。 これから配信業務に携わる方の手助けになれるよう日々勉強中

-Webex, Zoom
-,

© 2024 ハウ トゥ DX Powered by AFFINGER5