今回はRoland V-8HDの機能紹介。
配信現場で規模が大きくなると、どうしてもカメラ台数が多くなってしまう。
スイッチングしていくのもいいけど、
ディスカッションパートの場合、かなりの回数を切り替えないといけなくなる。
このような場合、V-8HDのレイヤー機能を使って一括表示してしまえば
スイッチングする手間もなくなるし、ディスカッションしている人全員を映し出すことが可能だ。
実際の現場での内容になるから参考にしてみてほしい。
V-8HDは映像レイヤーが3系統(1系統KEY合成)
V-8HDは業務機の中でも安価だけど、
プロの現場で十分使える合成機能をもっている。
とくに映像レイヤーが3系統搭載されているから、
カメラの台数が多い配信現場でもレイヤー合成で柔軟に対応が可能だ。
セットで使うキャプチャーボードは下のものを使っている。
配信でよく使う画面合成
下の画像を見てもらったらわかると思うけど
V-8HDを使っている場合、VR-4HDと比較しても映像合成できる種類が多い。
とくにカメラが3台以上ある配信現場の場合、Hスプリットと PinP合成で3人発表者が並んで
話している映像合成ができる。
情報番組でリモートコメンテーターが横並びでモニターに映っているシーンをよく見かけると思うけど
それと似たようなことができる。
とくに定点カメラ3台以上での配信の場合、パネルディスカッションがあることが多い。
下のような設営の場合なんかとくに。
カメラを引きにしてワイドでパネリストをおさえる場合はVスプリットとPinPでワイドショットを
画面の中に入れ込めるので人数が多い配信でも対応できる。
レイヤー合成の仕方
まずスプリット合成をして分割画面を作ろう。
手順は下の画像を見てほしい。
これで二分割画面が構成できる。
さらにPinP合成を加えると縦又は横でカメラ映像が3台分並んだ画面構成が作れる。
V/Hスプリットするからどうしても実際のカメラ映像をクロップした映り方になってしまう。
発表者には申し訳ないけど、その場からあまり動かないようにしてもらおう。
VR-4HDでもいいけど、規模が大きいとV-8HDが有利
Web講演会の場合、VR-4HDをメインスイッチャーとして使用しているけど、
規模が大きくなると最近はV-8HDをメインスイッチャーにすることが多くなった。
合成レイヤーが多いからお客さんの要望に柔軟に対応できる。
レイヤーや音声設定など細かいところまで設定できるし、
さらに数多くの機能を搭載しているV-8HD。
配信するなら1台は所有しておこう!