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【配信現場で使ったルーター】配信にはこれ使っとけ!(民生機編)

 

今回は僕たちがどんなルーターを使用して配信業務を行っているか記事にしていこうと思う。

リモートワークが進んだ現在、数多くのルーターが販売されている。有名メーカーの民生向けの製品であれば正直似たりよったりになってくるけど、

実際に配信現場で使用した感想を含めて解説していこうと思うから購入時の参考にしてほしい。

 

気になった製品があればリンクをクリックしてそのまま購入してもらえたら嬉しい!

 

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配信で重要な要素

 

まず配信現場で使用するルーターの使用用途についてだけど、

だいたいの人は無線化やプロバイダ情報を入力して光回線を使用するために使っている人が多いと思うけど配信現場だとルーターはいろいろな使い方をする。

下記が現場で実際に設定して使用した用途。

 

・有線LANを無線化

・光回線のプロバイダ情報を入力して通信

・設備Wi-Fiの増幅器として使用

・テレビ局案件で個別IPアドレスにポートを開いてUDP / IPを使って指定されたIPアドレスに向けてデータをアップロードした(放送用サーバー)

・固定アドレスでないと通信できない設備で自動割当から固定IPアドレスに割り振りを変更

 

こんな感じでルーターを使用してきた。

 

メモ

TCPとは
TCP (Transmission Control Protocol) は、IPの上位プロトコルのトランスポート層で動作するプロトコル

インターネットにおいて標準的に利用されているプロトコルでネットワーク層のIPとセッション層以上のプロトコル(例:HTTP、FTP、Telnet) の橋渡しをする形で動作する

 

 

メモ

UDPとは
UDP (User Datagram Protocol) は、TCPと同様にIPの上位プロトコルのトランスポート層で動作するプロトコル

インターネットにて標準的に利用されているプロトコルでネットワーク層のIPとセッション層以上のプロトコル( 例:DNS、NTP、DHCP )の橋渡しをするかたちで動作する

UDPはTCPに比べると信頼性がないものの高速に転送を行うことができ、UDPヘッダサイズ(8byte)が少ない事から、アプリケーションのデータを多く送受信することができる

ただし、パケットが到達する保証がないことから、パケットロスなどの場合アプリケーション側で再送処理をして通信を成立させるかパケットロスが容認できるアプリである必要

 

NEC Aterm WG2600HS2

 

 

ミドルクラスのルーター。NECのルーターは意外とadmin画面で色々設定ができる。

上記に記載したようなUDP / IP の割り振りだったり、ルーターのネットワークにつながっているデバイスの詳細、ネット使用料・時間を細く監視できる。

 

IPoE 接続するとプロバイダによっては接続が途切れてしまう相性問題があるみたいだけど、NTT系列のPPPoE接続でつないでやると安定する。

まあIPoE接続自体がルーター指定があったりして相性問題が多いからしょうがないところはあるけど。

 

Speedtestを行うと他社の業務用ルーターより早い数値を叩き出してくれる。

民生のルーターの中ではめずらしく、4ストリームで処理するから、

安定性通信速度が高いのだと思う。

 

予算が¥1万円くらいで考えているならこの機種を選ぼう!!

 

BUFFALO WSR-2533DHPL2-BK

 

 

 

同じくミドルレンジクラスのルーター。

特徴はないのだけど、なんの問題なく使用できることがメリットになるかな。

アクセスポイントとして使用することが多く、Wi-Fiはしっかり飛んでくれるし、信号の強度も強い。

壁越しにWi-Fiを飛ばすのも造作もないし、途切れることも少ない。

部屋一つまたぐ(10畳くらい)際のアクセスポイントとして使用するのにおすすめ。

admin画面もシンプルで使いやすいけど細かい設定はできないから、個別ポート通信などを考えている人には向かない。

 

BUFFALO WEX-1166DHP2

 

 

ルーターじゃないのだけど、Wi-Fi中継機の紹介もしてみる。

これはWi-Fiしかネット設備のない会場で信号をブーストするように購入した。

上と同じくBUFFALO製品だから安定して使用できるし、有線LANの出力が付いているから有線LANでパソコンまで引っ張ってこれる。

このあたりがメリット。通信も早いしWi-Fiエリアも広い。

BUFFALO製品同士だったらボタンひとつでネットワークを組める設定があるけど、使ったことがない。

admin画面から設定した方が目視確認もできるからadmin画面から中継元のWi-Fiを選ぼう。

 

 

ELECOM WRC-2533GS2-B

 

 

IPoE接続を行う現場で使用した。

「かんたん設定」という機能があるけど、これが文字通り簡単に設定できた。

事務所のIPoE回線でプロバイダOCNの設定をする際、admin画面の「かんたん設定」→「手動設定」で画面の通りにクリックしていくだけで設定できた。

ほんどに簡単。「自動設定」で最初やってたけどエラーが出るから「手動」に切り替えるとびっくりするくらいすんなり設定できた。

 

他の機能は上記のBUFFALOWSR-2533DHPL2-BKと一緒で普通。

 

TP-LINK Archer C6

 

これは自分の自宅で使用しているのだけど、最近良く見かけるTP-LINKの製品。

 

ルーターの Archer C6と中継機のRE305。

 

 

 

 

中継機RE305のSSIDをアプリやadminからArcher C6のSSIDと一緒にしてやると疑似メッシュWi-Fiのように使える。

 

「ローミング」設定というやつだ。別メーカー同士だと込み入った設定をしないといけないのだけどTP-LINK同士ならSSIDを一緒にするだけの簡単作業で構成できるから非常におすすめ。

Archer C6と RE305だけで7千円くらいだからコストパフォーマンス抜群。

 

TP-LINKは設定するスマートフォン向けのアプリがシンプルで非常に使いやすい。

家庭用途に噛み合った製品だと感じる。

 

マルチSIMルーター

 

下のリンクのような携帯のキャリアで動作する業務用ルーターも存在する。

 

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1台所有しておけば強い味方になってくれること間違いないので、是非リンクから確認してほしい。

 

 



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灰の人

関西在住のアラサーのサラリーマン。イベントの支流になりつつある配信業務を日々行っています。 「現場で得た知識を共有したい」と思ってブログを立ち上げました。 これから配信業務に携わる方の手助けになれるよう日々勉強中

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