配信機材

機材ケースについて

 

配信現場の場合、音響・映像・配信機材の3種類の機材を

持ち回ることが多くなる。(収録がある場合は照明も)

現場が大きくなれば機材量も増えてくるし、小物の数も多くなる。

 

映像系の小物機材といっても高額な機材も多いので

いかにコンパクトに収納できて、機材の保護ができる悩む人も多いだろう。

自分がどんな感じのケースを使っているか紹介してみるので

参考にしてもらえればと思う。

 

プロはダンプラケースを使う

 

業界のプロは基本的にプラスチックダンボール(ダンプラ)で作られたケースを

ケースメーカーにオーダーして特注してもらうことが多い。

 

プロのケースメーカーといえば

アルモア(ARMOR)

http://www.armor.co.jp/

パルス(PULSE)

https://www.puls.co.jp/

エミック(EMIC)

https://www.emicnet.co.jp/

このあたりが映像業界のプロが依頼をするケースメーカー。

ひとつひとつオーダーメイドで加工、設計まで行ってくれる

いずれも信頼の厚いケースメーカーとなっている。

 

各メーカー汎用品に関してはホームページやアマゾンから

購入することができる。

下のようなFRP ラックケースは常に製造して販売しているオーソドックスなケースだ。

 

 

 

特注すると高い

 

上で挙げているケースメーカーに特注すると高額になる。

プロジェクターケースや、大型スイッチャーのケースの場合は

特注で作成してもらったほうがいいのだけど、

それ以外の小物ケースを特注すると機材本体の値段よりも高額になる場合もある。

ケース内で機材が動かないように

ウレタンをケース内部に詰めてくれる。

ウレタン加工も一緒に依頼すると

汎用性のある機材ケースで量産している以外は

ケース単体値段の3倍以上の金額になることがほとんど。

ケースに合わせて採寸するので当然だけど、、

 

個人やアマチュアの人がそこまでケースに予算をかけれるという人はそう多くはない。

でも購入したときの製品箱のまま現場に行くのも

正直製品箱で運搬していると恥ずかしいし、レベルが低いと思われてしまう。

しかもダンボールなので衝撃や箱の中で動いて

機材の破損につながる可能性が非常に高い。

 

Military Bass ガンケース

 

まず紹介したいのがMilitary Bassというガンケースを作っているメーカー。

僕が使っているケースの8割が以下のH8015Bというケース。

 

 

以下が実際にコンバーターなどを入れている写真

SDI変換や収録機などにちょうどよく、ブロックウレタン込なので

機材の形に切ると運搬時でもケースの中で機材が動かないので

機材保護の面でも優秀。しかも安い。

 

上でも書いているけど、メーカーにウレタン加工込で発注すると

ケース単体の値段の3〜4倍に跳ね上がる。

購入時にウレタン込というのも大きなメリットだ。

 

積み重ねても動かない

 

ケース表面に凹凸が付いているので

重ねた場合や横に並べた場合でも、

ずれることなく整列してくれる。

 

Military Bassアルミツールケース

 

ABS素材以外にもアルミフレームケースのラインナップもある。

下の機種はメインスイッチャー ATEM Tevision Studio HDを収納・運搬しているケース。

 

 

使用写真は下のような感じ。

ブロックウレタンが詰まっているので内部で動くこともない。

ブロックウレタンの下には一枚もののウレタンが敷いてあるので、

上と下でウレタンで抑えてくれるので、サイズさえ合えば運搬時

内部で絶対に動くことはないし、傷がつくこともない。

非常におすすめ。

 

他のアルミツールケース

 

Military Bass以外のケースメーカーでもおすすめできるものがある。

 

 

多少大きくなってしまうけど、

映像スイッチャーや小型音響ミキサーなどにちょうどいいサイズをしている。

内部もブロックウレタンが二重に入っているものもあるので

保護面からしても問題はないだろう。

 

機材の保護を行ってこそ一流

 

機材を大切にできない人がいい仕事ができるはずがないと

個人的に思っている。

製品箱のダンボールで運搬している人も見かける。

いわゆる街の電気屋さんなら許されるけど、

お金をもらって映像現場を行う人がこのような機材管理をしているのはクライアントに失礼。

 

現場でそんな目で見られないようにするのもプロとしての心得だと思っている。

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

灰の人

関西在住のアラサーのサラリーマン。イベントの支流になりつつある配信業務を日々行っています。 「現場で得た知識を共有したい」と思ってブログを立ち上げました。 これから配信業務に携わる方の手助けになれるよう日々勉強中

-配信機材

© 2024 ハウ トゥ DX Powered by AFFINGER5